審査が「甘い」と「通りやすい」は違う

キャッシングの契約をするためには必ず審査に通過することが必要になります。

お金は借りたいけれど、「審査」と聞くと怖くなってしまったり、不安になってしまったりする人は多いです。審査が甘い、ゆるいと噂されている業者を一生懸命探す人は絶えません。

しかし残念なことに、「審査の甘い」まともな業者はありません。どこを選んでも厳しい審査が行われています。これは、消費者金融でも、銀行でも、信販系のキャッシングでも同じです。

お金を貸すことを商売にしている以上、確実に貸したお金を回収して、なおかつ利益をあげなければ事業を続けていくことはできません。しっかりとした審査を行わず、お金を返せる見込みの薄い人に貸してしまっては、会社の存続ができなくなってしまいます。

お金を返せる見込みの薄い人、例えばブラックと呼ばれるような事故の記録がある人や多重債務者でも借りられると宣伝しているような業者には注意するべきです。違法な金利や違法な取り立てで利益をあげている、悪徳業者の可能性があります。

ただ、審査の甘い会社はありませんが、審査に「通りやすい」会社はあります。
どの会社も真剣に審査を行いますが、申し込みの条件や審査の基準は会社ごと、キャッシングごとに異なるためです。審査の厳しさは同じでも、条件が違えば、一度審査に落ちても通過の可能性は十分にあります。

中小の消費者金融は審査が甘い?

審査が甘いと噂されている消費者金融は、大手ではなく中小規模の消費者金融です。
本当に審査の甘い怪しげな業者もありますが、都道府県への登録を行っているような真っ当な業者もあります。後者の場合、審査が甘いというよりは、審査基準が低いと表現するのが正しいでしょう。

しかし、やはり審査が甘いのと基準が低くて通りやすいのとは違います。審査が甘いと噂されているからと言って、ブラックでも借りられるとは限りません。

最近では中小規模の消費者金融でもインターネットから申し込みができるようになるなど、利便性も向上しており、昔よりも使いやすくなっています。

規模の小さい消費者金融を利用する際に注意したいのが、金利の高さです。
金利の上限は法律によって以下のように定められています。
元金:10万円未満 金利の上限:20%
元金:10万円~100万円未満 金利の上限:18%
元金:100万円以上 金利の上限:15%

大手消費者金融では、最低限度額は30万円程度、最高金利は18%以下としていることがほとんどです。しかし規模の小さい消費者金融の中には、限度額10万円未満、最高金利20%と設定しているところがあります。同じ5万円を借りるのでも、後者から借りる場合、支払う利息が多くなってしまいます。
損をしないようにするためには、金利の低い業者から先に申し込むようにしましょう。

銀行カードローンと消費者金融

一般的に、銀行カードローンよりも消費者金融キャッシングの方が審査に通りやすいと言われています。これは、消費者金融の審査基準が銀行カードローンのものよりも低く設定されていることが多いためです。
審査の厳しさという点では、どちらも同じく厳しいです。

消費者金融の審査基準が低いのにはいくつか理由があります。
まず一つは金利です。銀行カードローンの最高金利は14~15%のことが多いですが、消費者金融の場合は18%としていることが多いです。金利が高い分、貸し付けリスクの多少高い人にも融資ができます。
少額の利用が中心なのも影響しているでしょう。貸す金額が少なければ、それだけリスクも小さくなります。

また、審査や融資に関するノウハウが豊富にあるのも、審査に通りやすい理由の一つです。高い精度で貸し付けリスクを判断できるため、銀行の審査基準に満たない人でも、消費者金融の審査であれば通過できる可能性が生まれます。

消費者金融は審査基準が低いため、年収が低い人や、パートやアルバイトなどの非正規雇用の人でも審査に通る可能性が高いです。銀行カードローンの審査に落ちてしまった時の保険として、消費者金融へも申し込んでおくと良いでしょう。

審査と保証会社

大手消費者金融の中には、保証会社として銀行カードローンの審査を行っているものもあります。

例えば、プロミスは同じグループ会社である三井住友銀行のカードローンの審査も行っています。アコムも高い審査力を活かし、30以上の地方銀行のカードローン審査を行っています。

これにより「別のカードローンに申し込んだはずなのに、審査を行う会社は同じ」という問題が発生します。
三井住友銀行カードローンの審査に落ちた後、プロミスに申し込んだ場合、プロミスによる審査を2回受けることになるのです。

しかし、一度プロミスによる審査を受けて駄目だったからと言って、同じように審査に落ちてしまうとは限りません。カードローンの審査基準は商品ごとに異なるためです。
一般的に銀行カードローンの方が審査基準が高いため、消費者金融が審査を行う銀行カードローンの審査に落ちた後、同じ消費者金融に申し込みをしても通過できる見込みはあります。

信用情報と審査

信用情報とは、その人の過去のクレジットカードやローンに関する情報です。返済や借り入れの情報のほか、延滞や自己破産、債務整理があった場合はその情報も記録されています。

カードローンの審査の際には必ず信用情報機関に照会を行い、過去にトラブルや事故がなかったかどうかのチェックをしています。

信用情報に事故の記録があった場合、カードローンの審査に通ることはありません。
色々な会社に何度申し込みをしても審査に通らないという場合、この信用情報に問題がある可能性が高いです。
信用情報は自分でも照会ができるため、気になる場合は一度自分の信用情報をチェックしてみると良いでしょう。

信用情報に記載されている情報は一定期間をすぎると削除されるため、信用情報に問題があった場合はその情報が消えるまでおとなしく待つことになります。

信用情報に問題があるにもかかわらず、融資可能だという業者には注意が必要です。
どうしてもお金が必要で困っているという状況に付け込まれて、法外な金利で貸し付けされたり、詐欺の被害にあったりするトラブルも数多く報告されています。

大手消費者金融

大手消費者金融とそれぞれの金利・借入可能額は以下の通りです。

・アコム
借入可能額:1~800万円
金利:3.0~18.0%
業界最大手。三菱UFJフィナンシャル・グループの消費者金融。

・プロミス
借入可能額:1,000円~500万円
金利:4.5~17.8%
三井住友フィナンシャルグループの消費者金融。上限金利が若干低いのが特徴。

・アイフル
借入可能額:1,000円~500万円
金利:3.0~18.0%
銀行系グループに属さず、独立して経営を続けている珍しい消費者金融。

・モビット
借入可能額:1万円~800万円
金利:3.0~18.0%
プロミスと同じく三井住友フィナンシャルグループの消費者金融。

・ノーローン
借入可能額:1万円~300万円
金利:4.9~18.0%
新生銀行の子会社。

有名な消費者金融というと、もう一つ「レイク」を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、レイクは新生銀行のカードローンのブランド名であるため、消費者金融ではなく銀行カードローンにカテゴライズされます。

消費者金融のメリット

消費者金融はいずれも銀行カードローンと比較すると金利が高く、デメリットばかりにも見えますが、消費者金融にもメリットはあります。

まず一つはアルバイトやパートなど非正規雇用でも審査に通りやすいということ。
銀行カードローンは金利が低い分審査基準も高く、年収の低い場合や正社員でない人は審査に通りにくいです。

もう一つは申し込みから融資実行までの時間が短いことです。
一部の消費者金融が銀行カードローンの保証会社となっていることからも分かるように、審査時間の短い消費者金融は審査が非常に得意です。長く個人向け無担保ローンを扱ってきたノウハウを活かし、短期間での審査を可能としています。
大手であれば審査時間は最短30分、自動契約機やインターネットによる手続きを活用すれば即日融資も可能というところも多いです。
急いでお金を借りたいという時には特に便利です。